学名って難しい?|植物を正しく知るための世界共通の名前
🌿 前回の記事
シリーズ第9回では、 「ケモタイプって、なぜ必要なの?|植物の個性を知るための大切な考え方」 をご紹介しました。
植物は同じ種類でも、生育環境によって芳香成分が変化し、その違いを「ケモタイプ」として分類することをお伝えしました。
今回は、その植物を正しく見分けるために欠かせない「学名」についてご紹介します。
🌿 学名って、覚えないといけないの?
ラベルを見ると、 「Lavandula angustifolia」 「Rosmarinus officinalis」 など、アルファベットで書かれた名前を見かけます。
「難しそう…」 「覚えられない…」 そう思われる方も多いかもしれません。
でも、安心してください。 無理に覚える必要はありません。
大切なのは、「植物には世界共通の名前がある」ということを知ることです。
🌿 学名は植物の本当の名前
植物には国によってさまざまな呼び方があります。
例えば「真正ラベンダー」も、国やメーカーによって表記が異なることがあります。
しかし、学名であるLavandula angustifoliaは世界共通です。
つまり、どこの国でも同じ植物を指していることが分かります。
🌿 学名を見ると、植物を間違えません
以前ご紹介したユーカリもそうでした。
- ユーカリ・ラディアタ
- ユーカリ・レモン
どちらも「ユーカリ」という名前ですが、学名を見ると別の植物であることが分かります。
学名は、植物を正しく見分けるための大切な目印なのです。
🌿 ラベルを見る楽しみが増えます
精油のラベルには、 学名・抽出部位・原産地・ロット番号など、多くの情報が記載されています。
学名が少し分かるようになると、 「この植物なんだ」 「前に見た植物と同じだ」 そんな発見が増えていきます。
アロマテラピーは、香りを楽しむだけでなく、植物を知る楽しさも教えてくれます。
🌿 Gentilが大切にしていること
私は講座でも、「学名を暗記しましょう」とお伝えすることはありません。
まずは植物に興味を持ち、 ラベルを見る習慣を身につけること。
その積み重ねが、植物への理解につながっていきます。
世界共通の名前を知ることは、 植物ともっと仲良くなる第一歩なのです。
🌿 ここまでのシリーズ
- 第1回 アロマテラピーは単なるリラクゼーションではない
- 第2回 植物はどうして香るの?
- 第3回 植物は動けないから強い
- 第4回 植物は"ことば"を持っている?
- 第5回 ローズマリーは1種類じゃない?
- 第6回 同じユーカリなのに違う?
- 第7回 精油は、どれも同じじゃない。
- 第8回 精油のラベルと成分分析表、読めますか?
- 第9回 ケモタイプって、なぜ必要なの?
- 第10回 学名って難しい?(今回)
🌿 前回の記事もあわせてどうぞ
🌿 次回予告
精油名だけでは分からない?
「ラベンダー」や「ユーカリ」という名前だけでは、本当に同じ植物とは限りません。 次回は、精油名と学名の違いについて、具体例を交えながら分かりやすくご紹介します。