何度も会うからこそ、
見えてくるものがある。
私が学んできたことを、
サロンでどう活かしているのか。
作業療法士として働いてきたこと。
医療の現場で経験してきたこと。
そして、障害福祉の現場に立ったこと。
その後、アロマテラピーや自然療法を学び続けてきたこと。
一見すると、 それぞれ違う道のように見えるかもしれません。
でも私にとっては、
これまで学んできたことのすべてが、
今のGentilにつながっています。
その中でも、 サロンでお客様と向き合うときに大切にしていることがあります。
それは、
すぐに、その人のことを
わかったつもりにならないこと。
初めて会った日に、すべてを話せるわけではない
サロンに初めて来られるとき。
多くの方は、 少し緊張されていると思います。
初めて会う人に、 自分のことをすべて話す。
それは、簡単なことではありません。
「肩こりがつらい」
「最近、疲れが取れない」
「眠りが浅い」
最初は、 そんな身体の悩みから始まることも多いと思います。
もちろん、 初めて会ったときから、 自分のことをたくさん話してくださる方もいます。
でも、
多くの方は、
すぐに心の奥にある悩みまで
話せるわけではありません。
だから私は、 一度のカウンセリングだけで、
「この人はこういう人」
と決めつけないようにしています。
何度も会う中で、初めて聞ける話がある
2回。
3回。
何度かサロンに来てくださり、 少しずつ時間を一緒に過ごす中で、
それまで聞いていなかった話を、 初めて聞かせてくださることがあります。
「実は……」
そんな言葉から、 初めて知ることもあります。
肩こりがつらい。
そう話されていた方が、 実は眠れないことによるストレスを抱えていた。
子育てで疲れている。
そう思っていた方が、 実は母乳の分泌について不安を抱えていた。
最初から、 その話を聞けるとは限りません。
だからこそ、
何度も会うことには、
意味があるのだと思います。
少しずつ関係をつくる。
少しずつ、 その人のことを知っていく。
そして、 そのとき、その人が話してくれたことを大切にする。
私が学んできたことを、サロンでどう活かしているのか
作業療法士として働いていた頃。
私は、 身体の状態だけを見るのではなく、
その人がどんな生活をしているのか。
何を大切にしているのか。
どんなふうに暮らしていきたいのか。
そんなことを考えながら、 人と向き合ってきました。
そして障害福祉の現場で、 私の中にあった「常識」が変わりました。
身体を元の状態に近づけることだけが、 その人にとって一番とは限らない。
「できるようになること」だけが、 その人の幸せとも限らない。
その経験は、 今のサロンでも大切にしています。
症状だけを見るのではなく、
目の前にいる一人の人を見る。
それが、 私がこれまで学んできたことを、 Gentilで活かしている一つの形なのだと思います。
毎回、「今日のあなた」を見る
同じ人でも、 毎日同じ状態ではありません。
先月は元気だったけれど、 今月はとても疲れているかもしれない。
身体は元気でも、 心が疲れている日もあります。
だからGentilでは、 その日の状態を確認することを大切にしています。
例えば、
今日の体調
睡眠
食事
排泄
こうしたことを確認しながら、
「今日のあなたは、どんな状態なのだろう?」
と考えています。
一度聞いたことだけで、 その人を判断しない。
前回と同じだからといって、 今日も同じとは限らない。
だから、 毎回その日の状態を見ることを大切にしています。
学んだ知識を、「正解を当てはめるため」には使わない
アロマテラピーを学ぶと、 精油の成分や作用について、 たくさんの知識を学びます。
もちろん、 その知識はとても大切です。
安全に精油を使うためにも、 正しい知識は必要です。
でも私は、 学んだ知識を、
「症状に正解を当てはめるため」
だけに使いたいとは思っていません。
「肩こりだから、この精油」
「眠れないから、この精油」
それだけではなく、
その人が今、 どんな状態なのか。
何を感じているのか。
どんな時間を必要としているのか。
そのことを考えるために、 私はこれまで学んできた知識を使いたいと思っています。
香りも、一緒に選んでいく
精油を選ぶときには、 体調や目的、 安全に使用できるかどうかを考えます。
そして、 もう一つ大切にしていることがあります。
その方が、
どんな香りを心地よいと感じるのか。
私が候補となる精油を考えたあと、 実際に香りを確認していただくこともあります。
「この香りが好き」
「今日は、この香りが心地いい」
そんな感覚も、 大切にしたいと思っています。
香りは、 私が一方的に決めるものではありません。
その日の状態を一緒に考え、
そして、 その方自身が心地よいと感じる香りも大切にしながら、
一緒に香りを選んでいく。
そんな時間も、 Gentilのアロマトリートメントの大切な一部です。
何度も会うからこそ、
見えてくるものがある。
一度会っただけで、 その人のことをすべて理解することはできません。
何度か会い、 少しずつ時間を重ねる。
その中で、 初めて聞ける話がある。
初めて気づくことがある。
だから私は、
一度のカウンセリングで
その人をわかったつもりにならない。
そして、 毎回「今日のその人」を見る。
これまで学んできたことは、
私にとって、 正解を出すためのものではありません。
目の前にいる一人の人と、 より丁寧に向き合うために学んできたもの。
そしてこれからも、 そのために学び続けていきたいと思っています。
Gentilが、
自分のこころとからだに目を向ける時間。
そして、 少しずつ自分自身を大切にできる場所になれば嬉しいです。
毎日のちょっとした積み重ねが、
未来のこころとからだをつくります。