Natural Therapy Story
正しいと思っていたことに、
疑問を持った日。
私はこれまで、作業療法士として医療の現場で働いてきました。
病院で患者様と向き合い、身体の状態を少しでも元の状態に近づけること。
病気やケガによってできなくなったことを、もう一度できるようにすること。
そして、その人がこれまでの生活をできるだけ維持できるように支えること。
それが、私の中の常識でした。
作業療法士として学び、医療の現場で経験を重ねる中で、それが当たり前だと思っていました。
もちろん、今でも医療はとても大切なものだと思っています。
病気になったとき。
ケガをしたとき。
専門的な治療が必要になったとき。
医療の力が必要な場面はたくさんあります。
私は医療を否定したいわけではありません。
むしろ、医療の現場で働いてきたからこそ、その大切さを知っています。
でもあるとき、自分の中に小さな違和感が生まれました。
私の「常識」が、常識ではなくなった
医療の現場を離れ、新たに障害福祉の現場に立ったときのことです。
それまで私は、「医療従事者」として患者様や利用者様と接してきました。
身体の状態を良くすること。
できなくなったことが、またできるようになること。
これまでの生活に近づけること。
それが、私の中では当たり前でした。
でも、障害福祉の現場では、これまでの私の「常識」が通用しないことがありました。
「元の状態に戻すことだけが、
本当にその人にとって一番良いことなのだろうか?」
そんな疑問を持つようになりました。
身体の状態だけを見るのではなく、
その人がどんな暮らしをしたいのか。
何を大切にしているのか。
その人らしく生きるとは、どういうことなのか。
医療とはまた違う視点から、一人の人を見る必要がありました。
自分がこれまで「正しい」と思っていたことが、
すべての人にとって正しいわけではない。
そのことを知ったとき、私の中にあった「常識」が大きく変わりました。
「治療する」だけではなく、「病気にならないために」
そんな経験をする中で、私の中にはもう一つの想いが生まれてきました。
病気になってから治療すること。
身体の状態が悪くなってから、元に戻そうとすること。
もちろん、それも必要です。
でも私は、
もっとその前に、
できることがあるのではないか。
そう考えるようになりました。
病気にならないために。
身体の不調が大きくなる前に。
毎日の暮らしの中で、自分のこころとからだを整えること。
「何かが起きてから」ではなく、
「何も起きないためにできること」
そこに、私はもっと目を向けたいと思うようになったのです。
そして私は、医療とは違う場所から、人の健康を支える道を考えるようになりました。
だから、私は自然療法を選んだ
自然療法は、病気を治すためだけのものではありません。
毎日の暮らしの中で、
自分のからだの変化に気づくこと。
香りを楽しむこと。
植物の力を暮らしに取り入れること。
少し疲れたときに、自分を休ませること。
毎日の小さな選択を積み重ねていくこと。
私は、そんな「日常の中でできるケア」に大きな可能性を感じています。
もちろん、自然療法だけですべてを解決できるとは思っていません。
病院へ行くことが必要なときもあります。
薬が必要なときもあります。
専門的な治療を受けなければならないこともあります。
だからこそ、
医療か、自然療法か。
どちらか一つを選ぶのではなく、
そのときの自分に必要なものを選択できることが大切なのだと思っています。
「正しい」を疑うことから、学びが始まった
障害福祉の現場で経験した、
私の「常識」が変わった出来事。
あの経験は、今の私の学び方にも大きく影響しています。
以前は、
「専門家が言っているから」
「本に書いてあるから」
「昔からそう言われているから」
それを「正しい」と受け取っていたこともありました。
でも今は、
「本当にそうかな?」
と、一度立ち止まるようになりました。
一つの情報だけを見て判断しないこと。
新しい知識を学ぶこと。
そして、自分自身でも考えること。
それが大切だと思っています。
資格を取っても、学びは終わらない
私はこれまで、作業療法士として学び、
アロマテラピーを学び、
資格を取得してきました。
でも、資格を取ったから終わりではありません。
むしろ、学べば学ぶほど、
「まだ知らないことがたくさんある」
と思うようになりました。
新しい情報に出会うこともあります。
これまでの知識を見直すこともあります。
そして、目の前にいる人は一人ひとり違います。
だから、
「これが絶対に正しい」と決めつけることよりも、
その人にとって今、何が必要なのかを一緒に考えること。
私は、その姿勢を大切にしていきたいと思っています。
だから、Gentilでも伝えたいこと
Gentilでアロマテラピーを学ぶ方にも、
知識だけを覚えてほしいわけではありません。
資格を取ることだけを目的にしてほしいわけでもありません。
もちろん、資格を取得することは素晴らしいことです。
でも、その先も、
自分で考えられる人になってほしい。
たくさんある情報の中から、
自分に必要なものを選択できる人になってほしい。
そして、自分自身や家族のこころとからだを、
日常の中で大切にできる人になってほしい。
私は、そんな人を増やしていきたいと思っています。
正しいと思っていたことに、
疑問を持った日。
あの日、私の中の「常識」が変わりました。
そして、その経験があったからこそ、 私は今でも学び続けています。
医療の現場で学んだこと。
障害福祉の現場で気づいたこと。
アロマテラピーを通して知ったこと。
自然療法を学ぶ中で感じたこと。
すべてが、今の私につながっています。
これからも、
「これが正しい」と決めつけるのではなく、
立ち止まり、
考え、
学び続けたい。
そして、私が学んだことを、
サロンに来てくださる方へ。
Gentilで学んでくださる生徒さんへ。
そして、自分自身や家族の健康を大切にしたいと思っている方へ。
少しずつ届けていきたいと思っています。
毎日のちょっとした積み重ねが、
未来のこころとからだをつくります。
私自身も、その言葉を大切にしながら。
これからも学び続けていきたいと思います。