植物から学ぶ自然療法シリーズ

全12回を振り返って

― 植物を知ることは、自然とともに暮らすこと ―

これまで12回にわたってお届けしてきた、 「植物から学ぶ自然療法シリーズ」

今回のゼラニウムをもって、シリーズは一区切りとなりました。

このシリーズでは、さまざまな植物を取り上げながら、 「ハーブって、こんなふうにも楽しめるんだ」 「植物には、こんな魅力があるんだ」 ということを、私自身の暮らしの中での楽しみ方と一緒にご紹介してきました。

今回は、12回を振り返りながら、 植物と暮らすことの楽しさについて、もう一度お話ししたいと思います。


🌿 12回、いろいろな植物に出会いました

このシリーズでは、葉を楽しむ植物だけではなく、 花や果実、果皮など、さまざまな植物の部位にも目を向けてきました。

ミントのように葉の爽やかな香りを楽しむもの。

カモマイル・ジャーマンのように、花をハーブティーとして楽しむもの。

レモンのように、果肉だけではなく果皮まで活用できるもの。

タイムやローズマリーのように、料理だけではなく、香りやクラフトなどにも活用できるもの。

そして最後は、私自身が大好きなローズ・ゼラニウム。

こうして振り返ってみると、 植物には「食べる」だけでも「飲む」だけでもない、たくさんの楽しみ方があることに気づきます。


🌱 植物は「食べる」だけじゃない

ハーブと聞くと、 「ハーブティーにするもの」 というイメージを持つ方も多いかもしれません。

もちろん、ハーブティーは植物を楽しむ素敵な方法のひとつです。

でも、それだけではありません。

🌿 食べる

飲む

🌸 花を楽しむ

🍋 果実や果皮を活用する

🌿 香りを楽しむ

🏡 お部屋に飾る

🫧 クラフトにする

🌱 育てる

たとえばペパーミントでは、フレッシュな葉を水に浮かべてミント水に。

スペアミントでは、ミントシロップにして炭酸で割ったり、かき氷のシロップにしたり。

レモンでは、果皮と果肉を分けて、それぞれ違った楽しみ方を。

タイムは料理だけでなく、束ねてお部屋に飾ることもできます。

ローズマリーでは、時間をかけてハンガリーウォーターを仕込む楽しみもご紹介しました。

そしてゼラニウムでは、コーディアルやエディブルフラワーとして楽しむ方法もお話ししました。

一つの植物から、こんなにもたくさんの楽しみ方が生まれる。

それが、植物の面白さなのだと思います。


🌿 植物には、それぞれの個性があります

シリーズの中で、特にお伝えしたかったことがあります。

「植物は、みんな同じではない」

同じ名前の植物でも、育つ場所や気候、環境によって、香りや特徴が変わることがあります。

タイムやローズマリーの記事では、 ケモタイプという植物の個性についてもご紹介しました。

植物は、ただ「名前」だけで決まるものではありません。

どこで育ったのか。

どんな環境で育ったのか。

そして、植物自身がどんな芳香成分をつくっているのか。

そんなことを知っていくと、 「植物を見る目」が少し変わってきます。

「この香りが好き」 という感覚も、植物を知る入り口のひとつ。

そこから少しずつ植物のことを深く知っていく。

それも、植物療法の楽しみのひとつだと思っています。


🌿 ミキティのワンポイント

植物を暮らしに取り入れる時、 最初から難しく考える必要はありません。

「この香り、好きだな」

「このハーブティー、おいしいな」

「育ててみたいな」

そんな小さな興味から始めてみてください。

植物を知ることは、 自然を知ること。

そして、自然を知ることは、 自分自身のこころやからだに目を向けるきっかけにもなるのかもしれません。


🌿 ハーブとアロマテラピー

このシリーズでは、ハーブとしての植物だけではなく、 アロマテラピーの視点からも植物を見てきました。

ハーブとして植物を楽しむ時には、 葉や花、果実などをそのまま暮らしに取り入れることができます。

ハーブティーにしたり、料理に使ったり、コーディアルをつくったり。

一方、アロマテラピーでは、 植物から抽出された精油を通して、その植物の香りを暮らしに取り入れます。

同じ植物でも、 ハーブとして楽しむ時と、精油として楽しむ時では、植物との向き合い方が変わります。

だからこそ、私はハーブとアロマテラピーの両方から植物を知ることが、とても面白いと思っています。


🌱 植物は、思い通りにならないことも

シリーズの最後、ゼラニウムの記事でお話ししたように、 植物はいつも私たちの思い通りに育ってくれるわけではありません。

今年、私はローズ・ゼラニウムの冬越しに失敗してしまいました。

大切にしていた植物が枯れてしまうのは、やっぱり寂しいものです。

でも、植物と暮らしていると、 「うまくいかないこと」も含めて、植物との時間なのだと感じます。

育てること。

待つこと。

季節を感じること。

時には枯れてしまうこと。

そして、また新しい植物を迎えること。

植物は、私たちに 「待つこと」や「変化を受け入れること」 も教えてくれる存在なのかもしれません。


🌿 12回を終えて

12回にわたって、さまざまな植物をご紹介してきました。

振り返ってみると、 どの植物にも共通していたのは、 「植物は私たちの暮らしのすぐそばにある」 ということでした。

特別な場所へ行かなくても、 庭やベランダに植物がある。

料理の中にハーブがある。

一杯のハーブティーから植物を感じる。

精油を一滴、香らせてみる。

それだけでも、植物とのつながりは生まれます。

そして、植物を知れば知るほど、 その奥には長い歴史や、人々の暮らし、土地や季節とのつながりがあることに気づきます。

植物は、ただ「使うもの」ではなく、 私たちの暮らしを豊かにしてくれる存在なのだと思います。


植物を知ることは、
自然とともに暮らすこと。

植物の香りや色、形、味。

その一つひとつに触れることで、 自然は少しずつ身近なものになっていきます。

そして、自然に目を向ける時間は、 忙しい毎日の中で自分自身に目を向ける時間にもなるのではないでしょうか。

毎日のちょっとした積み重ねが
未来のこころとからだをつくります🌿


🌿 Gentilで植物をもっと深く学ぶ

「植物のことを、もっと知りたい」

「香りのことを、きちんと学んでみたい」

そんな方には、NARD JAPAN認定のアロマテラピー講座もおすすめです。

Gentilでは、植物の香りを感覚だけで楽しむのではなく、 植物のプロフィールや芳香成分、精油の特徴、ケモタイプなどを学びながら、 暮らしの中で安全にアロマテラピーを楽しむ方法をお伝えしています。

植物を知ることから始まる、 「自分や家族のための自然療法」

興味のある方は、ぜひGentilの講座も覗いてみてください🌿

🌿 自然療法 salon & school Gentil


最後までお読みいただき
ありがとうございました🌿

「植物から学ぶ自然療法シリーズ」は、 今回をもって一区切りとなります。

これからもGentilでは、 植物の香りやハーブ、クレイなど、 自然の恵みを暮らしに取り入れる小さなヒントを お届けしていきます。

植物とともに、
こころとからだを大切に。


この記事を書いた人

日髙 美紀(ミキティ)
自然療法 salon & school Gentil 代表

  • 作業療法士
  • NARD JAPAN認定アロマ・インストラクター
  • NARD JAPAN認定アロマ・セラピスト
  • アロマ・フランス認定クレイテラピスト

医療・福祉の現場での経験を活かし、 アロマテラピーやハーブ、クレイなどの自然療法を通して、 一人ひとりの暮らしに寄り添うセルフケアをお伝えしています。

🌿 植物から学ぶ自然療法 🌿

植物を知ることは、自然とともに暮らすこと。
これからも、植物と一緒に暮らす楽しみを。

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