植物から学ぶ自然療法シリーズ
第6回 スペアミント
― やさしい香りで暮らしに寄り添う、もうひとつのミント ―
「ミント」と聞くと、前回ご紹介したペパーミントを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実は、ミントにはたくさんの種類があり、その香りや特徴はそれぞれ異なります。
今回ご紹介するスペアミントは、ペパーミントよりもやさしく甘い香りが特徴のハーブです。
爽やかさの中にもやわらかさがあり、ハーブティーや料理、デザートなどにも取り入れやすい植物として親しまれています。
スペアミントってどんな植物?
スペアミントはシソ科の多年草です。
学名は Mentha spicata。
「スペア(Spear)」とは「槍」という意味で、葉の形が槍の先に似ていることから名付けられたといわれています。
ペパーミントのような強いメントール感ではなく、やさしく甘い香りが特徴です。
この香りの違いは、主な芳香成分がカルボンであることによるものです。
ハーブとして楽しむ
スペアミントは、ハーブティーとしてはもちろん、料理やスイーツにもよく利用されています。
- ハーブティー
- モロッコミントティー
- デザートの飾り付け
- サラダ
- ミントシロップ
ペパーミントよりもマイルドな香りなので、小さなお子さまから大人まで親しみやすいミントです。
暮らしの中で楽しむスペアミント
私は、スペアミントを使って手作りミントシロップを作ることがあります。
ペパーミントよりもやさしく甘い香りなので、シロップにすると爽やかさの中にも、やわらかな風味が感じられます。
暑い日のお風呂上がりには、炭酸水で割っていただくのがお気に入りです。
さらに、レモンを輪切りにして添えると、見た目も爽やかになり、まるでリゾートで過ごしているような気分になります。
ペパーミントのような強い清涼感ではなく、スペアミントならではのマイルドな爽快感が楽しめます。
このミントシロップは、かき氷のシロップとしてもおすすめです。
手作りならではのやさしい味わいは、暑い季節のおやつにもぴったり。 植物の恵みを、おいしく暮らしに取り入れることができます。
アロマテラピーとして楽しむ
スペアミントは、精油としても利用される植物です。
ペパーミントに比べるとメントールが少なく、やさしく甘い香りが特徴です。
そのため、穏やかな香りを楽しみたい時の芳香浴などにも親しまれています。
ただし、スペアミントも精油です。 使用方法や濃度を守り、目的に合わせて安全に取り入れることが大切です。
🌿 植物の豆知識
スペアミントの主な芳香成分はカルボン。
前回ご紹介したペパーミントのメントールとは異なるため、同じミントでも香りや感じ方が大きく変わります。
植物の名前は同じ「ミント」でも、それぞれに個性があり、暮らしの中での楽しみ方もさまざまです。
🌿 植物をもっと知る
| 学名 | Mentha spicata |
| 科名 | シソ科 |
| 使用部位 | 葉・地上部 |
| 原産地 | ヨーロッパ、西アジア(現在は世界各地で栽培) |
| 主な芳香成分 | カルボン、リモネン |
| 暮らしでの楽しみ方 | ハーブティー・ミントシロップ・料理・デザート・芳香浴 |
ペパーミントとの違い
「どちらもミントだから同じでしょう?」と思われることがありますが、実は香りの印象は大きく異なります。
ペパーミントは、メントールを多く含むため、スーッとした清涼感が特徴です。
一方、スペアミントはカルボンを主成分とするため、やさしく甘さを感じる香りが魅力です。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
そのため、ハーブティーやシロップ、デザートなどにも取り入れやすく、幅広い年代の方に親しまれています。
同じミントでも、それぞれに個性があります。 その日の気分や、楽しみたいシーンに合わせて選んでみるのもおすすめです。
🌿 ミキティ先生のワンポイント
私は、スペアミントで作る手作りミントシロップが大好きです。
暑い日のお風呂上がりに炭酸水で割ると、やさしい甘さと爽やかな香りが広がり、とてもリフレッシュできます。
さらに、レモンの輪切りを添えるだけで、見た目も爽やかになり、ちょっとしたリゾート気分に。
かき氷にかければ、手作りならではのやさしい味わいが楽しめます。
植物は、特別な日に使うものではなく、毎日の暮らしを少し豊かにしてくれる存在です。 そんな楽しみ方も、ぜひ見つけてみてください。
前回の記事はこちら
前回は、爽快な香りが魅力のペパーミントをご紹介しました。
ペパーミントとスペアミントを読み比べると、同じミントでも香りや特徴の違いがより分かりやすくなります。
ぜひ、あわせてご覧ください。
次回予告
次回は、やさしい香りで親しまれているカモミールをご紹介します。
可愛らしい花の姿だけではない、植物としての魅力や、暮らしへの取り入れ方をお届けします。
植物から学ぶ自然療法
植物を知ることは、自然とともに暮らすこと。
植物には、それぞれ異なる香りや個性があります。 その違いを知ることで、毎日の暮らしが少し豊かになり、植物との距離もぐっと近づきます。
毎日のちょっとした積み重ねが、未来のこころとからだを育みます。
この記事を書いた人
日髙 美紀(ミキティ)
自然療法 salon & school Gentil 代表
- 作業療法士
- NARD JAPAN認定アロマ・インストラクター
- NARD JAPAN認定アロマ・セラピスト
- アロマ・フランス認定クレイテラピスト
病院や訪問リハビリでの経験を活かし、植物療法をもっと身近に感じていただけるよう、アロマテラピーやハーブ療法をお伝えしています。
🌿 最後までお読みいただき、ありがとうございました 🌿