植物から学ぶ自然療法
― 香りの先にある、植物のちから ―
第1回 アロマテラピーとハーブ療法
同じ植物でも、使い方はこんなに違う
「アロマテラピーとハーブって、何が違うんですか?」
サロンや講座で、このような質問をいただくことがあります。
どちらも植物を取り入れた自然療法ですが、実は使い方や働きには大きな違いがあります。
このシリーズでは、植物の魅力をもっと身近に感じていただけるよう、季節に寄り添うハーブや植物の恵みをご紹介していきます。
その第一歩として、今回は「アロマテラピー」と「ハーブ療法」の違いについてお話しします。
どちらも植物療法のひとつ
植物は古くから、人々の暮らしや健康を支えてきました。
体調を整えたいとき。
ほっとひと息つきたいとき。
家族の健康を守りたいとき。
植物は、いつの時代も私たちの暮らしに寄り添い、その恵みを与えてくれています。
その代表的なものがアロマテラピーとハーブ療法です。
どちらも植物の力を暮らしに取り入れる植物療法ですが、利用するものや取り入れ方には違いがあります。
アロマテラピーとは
アロマテラピーでは、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使用します。
精油は、花や葉、果皮、樹皮、根などから抽出される、植物の芳香成分を凝縮したものです。
例えば約100kgのラベンダーから採れる精油は、およそ1kgほど。
それほど希少で、植物の力がぎゅっと詰まっています。
だからこそ精油は、正しい知識をもって安全に使用することが大切です。
香りを楽しむだけではなく、植物が持つ芳香成分を暮らしのセルフケアに活かしていくこと。それがアロマテラピーです。
ハーブ療法とは
一方、ハーブ療法は植物そのものを利用します。
葉や花、実、種子、根などを乾燥させ、ハーブティーとして飲んだり、お料理に使ったり、湿布や入浴などに活用します。
植物に含まれる成分を、お湯や時間をかけてゆっくりと取り入れるため、香りだけではなく、味や色、見た目も楽しめるのが魅力です。
植物を五感で感じる時間は、心にも穏やかなひとときを与えてくれます。
同じ植物でも、楽しみ方はさまざま
例えば、レモングラス。
アロマテラピーでは、葉から抽出した精油を芳香浴やトリートメントに使用します。
ハーブ療法では、乾燥した葉をハーブティーとして楽しみます。
同じ植物でも、取り入れ方が違えば、植物との向き合い方も変わります。
どちらが優れているということではありません。
その時々の体調や暮らしに合わせて選ぶことが、植物療法の魅力なのです。
Gentilが大切にしていること
Gentilでは、アロマテラピーやハーブ療法を通して、植物の恵みを暮らしの中に取り入れるお手伝いをしています。
植物は、私たちの暮らしにそっと寄り添い、季節ごとにさまざまな表情を見せてくれます。
その植物の特徴を知り、自分や家族の体調、季節の変化に合わせて取り入れること。
それが、植物療法の魅力だと私は考えています。
自然療法は、決して特別なものではありません。
毎日の暮らしの中で植物を身近に感じ、小さなことから取り入れていく。
そんな積み重ねが、健やかな毎日につながっていくと信じています。
次回予告
次回からは、夏におすすめのハーブを一つずつご紹介していきます。
シリーズ第2回は「レモングラス」。
爽やかな香りとすっきりした風味で、暑い季節を心地よく過ごすための心強い味方です。
どうぞお楽しみに。
植物から学ぶ自然療法
植物を知ることは、自然とともに暮らすこと。
植物は、私たちの暮らしにそっと寄り添い、季節の移ろいとともにさまざまな恵みを届けてくれます。
毎日のちょっとした積み重ねが、未来のこころとからだを育みます。
植物のある暮らしが、皆さまの毎日を少し豊かにしてくれますように。
植物から学ぶ自然療法
植物を知ることは、自然とともに暮らすこと。
植物は、私たちの暮らしにそっと寄り添い、 季節の移ろいとともに、さまざまな恵みを届けてくれます。
毎日のちょっとした積み重ねが、未来のこころとからだを育みます。
植物のある暮らしが、皆さまの毎日を少し豊かにしてくれますように。
この記事を書いた人
日髙 美紀(ミキティ)
自然療法 salon & school Gentil 代表
作業療法士
NARD JAPAN認定アロマ・インストラクター
NARD JAPAN認定アロマ・セラピスト
植物療法を通して、毎日の暮らしに寄り添うセルフケアをご提案しています。 アロマテラピーやハーブ療法を、もっと身近に、もっと楽しく。 このシリーズでは、植物の魅力をわかりやすくお届けしていきます。