ローズマリーは1種類じゃない?|ケモタイプを知ると精油選びがもっと楽しくなる
🌿 前回の記事
シリーズ第4回では、 「植物は"ことば"を持っている?|芳香成分は植物からのメッセージ」 をご紹介しました。
植物は言葉を話すことはできませんが、芳香成分という「ことば」を通して環境と関わり、生き抜く知恵を育んできました。
今回は、その芳香成分に注目し、「同じ植物なのに、どうして精油は違うの?」という疑問についてお話しします。
「ローズマリーの精油をください。」
実は、この言葉だけでは選ぶことができない場合があります。
なぜなら、ローズマリーにはいくつかのケモタイプがあるからです。
私も最初は混乱しました
ナード・アロマテラピー協会(NARD JAPAN)で学び始めた頃、私自身もこの「ケモタイプ」という考え方にとても混乱しました。
「ローズマリーはローズマリーじゃないの?」
「どうして同じ名前なのに種類があるの?」
「シネオール?カンファー?ベルベノン?」
正直、何が違うのか全く分かりませんでした。
でも、学びを重ねるうちに、その意味が少しずつ見えてきました。
そして今では、この考え方こそがNARD JAPANのアロマテラピーの魅力の一つだと感じています。
見た目は似ていても、中身は違う
ローズマリーには代表的なケモタイプとして、
- ローズマリー・シネオール
- ローズマリー・カンファー
- ローズマリー・ベルベノン
があります。
見た目はよく似ていますが、含まれている芳香成分のバランスが異なります。
そのため、香りや特徴にも違いが生まれます。
植物の名前だけではなく、「どのケモタイプなのか」を知ることが大切なのです。
ケモタイプとは?
ケモタイプとは、同じ植物でも、生育する土地や気候、環境などの違いによって、芳香成分のバランスが異なるものをいいます。
つまり、 「同じ植物だから中身も同じ」とは限らない ということです。
私はこの考え方を知った時、 「アロマテラピーは香りだけではなく、植物学であり化学でもあるんだ」 と、とても感動しました。
NARD JAPANがケモタイプを大切にする理由
ナード・アロマテラピー協会(NARD JAPAN)では、植物名だけではなく、芳香成分やケモタイプを確認することを大切にしています。
植物を知ること。
芳香成分を知ること。
その積み重ねが、安全で根拠に基づいたアロマテラピーにつながると考えているからです。
PRANARÔM精油だからこそ分かること
Gentilで使用しているPRANARÔM精油には、植物名だけでなく、ケモタイプや主要芳香成分が表示されています。
だからこそ、「ローズマリー」という名前だけでは分からない植物の個性を知ることができます。
最初は難しく感じたケモタイプも、植物を知る楽しさが分かると、とても面白く感じられるようになります。
昔の私と同じように、「難しそう」と感じている方も大丈夫です。
私も最初は混乱しました。 だからこそ、一つひとつ丁寧に、分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。
福岡市東区の自然療法 salon & school Gentilでは、NARD JAPANの考え方を大切にしながら、植物学・芳香成分・ケモタイプを初心者の方にも分かりやすくお伝えしています。
🌿 ここまでの「植物から学ぶアロマテラピー」シリーズ
- 第1回 アロマテラピーは単なるリラクゼーションではない
- 第2回 植物はどうして香るの?
- 第3回 植物は動けないから強い
- 第4回 植物は"ことば"を持っている?
- 第5回 ローズマリーは1種類じゃない?(今回)
植物を知れば知るほど、一滴の精油がもっと愛おしく感じられるようになります。
🌿 前回の記事もあわせてどうぞ
「植物は"ことば"を持っている?|芳香成分は植物からのメッセージ」
前回の記事では、植物が芳香成分という「ことば」を通して環境と関わり、生き抜いていることをご紹介しました。 今回の記事とあわせて読むことで、「ケモタイプ」という考え方がさらに理解しやすくなります。
🌿 次回予告
同じユーカリなのに違う?
ユーカリ・ラディアタ、ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・レモン、ユーカリ・ディベス。
同じ「ユーカリ」でも、それぞれ個性があります。 次回はユーカリを例に、精油選びがもっと楽しくなるお話をお届けします。