植物から学ぶアロマテラピー ― 香りのその先へ ―|芳香成分は植物からのメッセージ

🌿 前回の記事

シリーズ第3回では、 「植物は動けないから強い|何億年も生き残ってきた植物の戦略」 をご紹介しました。

植物は動くことができません。 だからこそ、紫外線や乾燥、虫や微生物などの厳しい環境を生き抜くために、さまざまな「知恵」を育んできました。

その知恵の一つが、アロマテラピーで活用される芳香成分です。 今回は、その芳香成分に少し近づいてみたいと思います。

植物は私たちのように言葉を話すことはできません。

でも、本当に何も伝えていないのでしょうか。

私は、植物は芳香成分という"ことば"を持っているのではないかと思っています。

今回は「植物から学ぶアロマテラピー ― 香りのその先へ ―」シリーズ第4回。 植物がつくり出す芳香成分について、一緒に考えてみましょう。

植物は声を出さない

私たちは嬉しい時には笑い、悲しい時には涙を流し、言葉で気持ちを伝えます。

動物たちも鳴いたり、威嚇したり、それぞれの方法で周囲と関わっています。

では植物はどうでしょう。

植物は歩くことも、声を出すこともできません。

それでも植物は、環境の変化に合わせながら何億年も生き続けてきました。

その力を支えているものの一つが、芳香成分です。

芳香成分は植物からのメッセージ

私たちが「いい香り」と感じる精油には、たくさんの芳香成分が含まれています。

その一つひとつは、植物が生き抜くために育んできた知恵です。

強い紫外線。 乾燥。 虫や動物。 細菌やカビ。

植物はその環境に応じて芳香成分をつくり、自らを守っています。

また近年では、植物が放出する揮発性の成分が、昆虫や周囲の植物との関わりに影響していることも研究されています。

植物は言葉を話さなくても、芳香成分という「ことば」で環境と関わっているのです。

ローズマリーが教えてくれること

今回のタイトル画像に使用したローズマリーも、その一つです。

ローズマリーは乾燥した地中海沿岸で育つ植物。

厳しい自然環境の中で生き抜くために、多くの芳香成分を育んできました。

私たちは、その植物が長い年月をかけて育んできた知恵を、精油という形で暮らしに取り入れています。

NARD JAPANが芳香成分を学ぶ理由

ナード・アロマテラピー協会(NARD JAPAN)では、「香りが好きだから使う」のではなく、「どのような芳香成分が含まれているのか」を大切にしています。

植物を知ること。

芳香成分を知ること。

その積み重ねが、安全で根拠に基づいたアロマテラピーにつながると考えているからです。

私自身も学びを重ねるほど、植物への尊敬の気持ちが大きくなっています。

植物を知ると、一滴の精油がもっと好きになる

アロマテラピーは香りを楽しむだけでも十分素敵です。

でも、その香りが植物にとってどんな意味を持つのかを知ることで、一滴の精油を見る目が変わってきます。

私はこれからも、植物から学び、植物への敬意を忘れずにアロマテラピーをお伝えしていきたいと思います。

福岡市東区の自然療法 salon & school Gentil|香椎アロマスクール Gentilでは、NARD JAPANの考え方を大切にしながら、植物学・芳香成分・アロマテラピーを結びつけ、初心者の方にも分かりやすくお伝えしています。

🌿 前回の記事もあわせてどうぞ

今回の記事は、第3回 「植物は動けないから強い|何億年も生き残ってきた植物の戦略」 から続く内容です。

植物が生き抜くために身につけた知恵を知ることで、今回の「芳香成分は植物からのメッセージ」というテーマがさらに深く理解できます。 ぜひあわせてご覧ください。

🌿 次回予告

同じローズマリーなのに違う?

実はローズマリーにはいくつかの種類があります。 名前は同じでも、含まれる芳香成分は異なります。

次回は、NARD JAPANでも大切にしている「ケモタイプ」について、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。

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