私はこれまで、作業療法士として急性期から終末期まで、 さまざまな方と関わってきました。
病院、訪問看護、障がい福祉。
13年以上、医療や福祉の現場に携わる中で感じてきたことがあります。
「医療は身体を治療する力にとても優れている」
診断があり、治療方針が決まり、必要なお薬が処方される。 適切な治療によって、症状が改善していく。
医療は、本当に素晴らしいものです。
だから私は、自然療法を学んだ今でも、 医療を否定したいと思ったことは一度もありません。
むしろ、必要な時には医療の力を借りることは とても大切だと思っています。
でも、医療現場で働く中で、 ずっと気になっていたことがありました。
「こころ」が置き去りになってしまう瞬間があること。
受診するまでの不安。
「このまま治らなかったらどうしよう」という怖さ。
薬を飲み続けることへの戸惑い。
検査結果を待つ時間。
誰にも言えない気持ち。
もちろん、医療従事者も限られた時間の中で 精一杯向き合っています。
けれど、忙しい医療現場では、 どうしても“気持ち”の部分まで 十分に寄り添えないことがあります。
そんな時に出会ったのが、 アロマテラピーやハーブなどの自然療法でした。
香りでふっと肩の力が抜けたり。
温かいハーブティーで安心できたり。
「自分で自分をケアできる」という感覚を持てたり。
自然療法は、病気を“治す”というより、 不安な気持ちに寄り添い、 こころを緩めてくれるもの。
私は今、 医療と自然療法、 どちらか一方ではなく、
“どちらも大切にしながら” その人自身が持つ力を支えるお手伝いをしたいと思っています。